伝統工芸士 杉野聡子
伝統と革新をつなぐ創作活動
杉野聡子は、江戸つまみ簪の東京都伝統工芸士として、伝統の技術を受け継ぎながら新たな表現を生み出す、つまみ細工の制作や企画に取り組んでいます。
ネイルアーティストやまつ毛エクステ技術者として培った繊細な手仕事を活かし、髪飾りのデザインや企画を手がける一方で、作品制作にも取り組んでいます。
2015年に地元の小学校での職業体験をきっかけにワークショップを始め、2022年からは本格的に展開。日本国内だけでなく、訪日観光客向けのワークショップも実施し、海外の方にもつまみ細工の魅力を伝えています。
東京都指定の伝統工芸品である江戸つまみ簪を実際に作る体験を提供し、観光客にとって特別な思い出となるようなプログラムを企画しています。
また、国内外での展示やテレビ出演などを通じ、つまみ細工の可能性を広げる活動も精力的に行っており、東京都伝統工芸品産業功労者感謝状の授与や、「ニューヨークアート21世紀ボーダーレス展」でのグランプリ受賞など、これまでの取り組みが評価されています。
2025年には、江戸つまみ簪の分野で東京都伝統工芸士に認定されました。
現在は、「かんざし杉野」の三代目女将として、伝統の技を守りながら、髪飾りの企画・デザイン・製造に携わるほか、つまみ細工の新たな可能性を探求。ワークショップを通じた文化の発信や、製品プロデュースにも力を入れ、伝統工芸の美しさを次世代へとつないでいます。